海ガモの一種で野川で見られるのは極稀です。０７年１０月に野川では初認です。

野川のこの付近には初めてやって来た全長４５ｃｍの中型の海ガモです。
♂の頭と首は赤褐色で胸と上下の尾筒は黒色ですが、この個体はエクリプス羽からの換羽中で羽色が未だはっきりしていません。

全長４０ｃｍ、コガモより少し大きくトモエガモとほぼ同じ大きさです。
♂は脇腹が白ですが、この個体は淡茶色でまだエクリプス羽です。

全長６０．５ｃｍ　カルガモはカモ類には珍しく雌雄同色なので雌雄を見分けるのは至難です。

カルガモは留鳥なので野川にも１年中居ます。初夏には数組が５〜１０羽の雛を連れて泳ぐのが見られます。

全長５９ｃｍ　♂の頭から首にかけてはビロードのような光沢のある深緑色なので「青首」とも呼ばれます。胸の葡萄色、嘴の黄色との対比もも鮮やかです。

全長５９ｃｍ　♂に比べると地味ですが褐色の地に黒褐色の斑が見事です。嘴も♂とは違い黒で周辺だけが赤橙色です。

左の♂は♂は全長７５ｃｍ、右の♀は５３ｃｍ　冬鳥として１１月頃に渡来します。♂の嘴の両側が青鉛色（♀は灰色）なのでエクリプス羽の時でも♂♀の区別が容易です。

この季節は未だエクリプス羽から換羽中の羽色の薄い個体が多い中で、この個体はなかなか貫禄のある姿をしています。

カモは一般的に♂が綺麗な羽色をしていますがオナガガモの♀は地味ではあってもなかなか美しい配色をしています。カモの♀の中では一番綺麗カモ・・・

全長５０ｃｍ。嘴は黒くて大きくよく目立ちます。頭部はマガモのように緑色光沢の黒ですが脇と腹の栗茶色が特徴です。

全長４８.5ｃｍ の中型のカモ、左が♂、右が♀。嘴は♂♀とも鉛色で先端と下部が黒色です。

全長４０ｃｍ、コガモより一回り大きい小型のカモです。冬鳥としてやって来ますが数が少なくなかなか見られません。野川へは２年続けてやって来ました。♂の顔には濃緑色と黄白色の巴型の特徴的な斑紋があります。

全長３７．５ｃｍと淡水ガモの中では最小のカモです。右の派手なのが♂、左が♀です。

コガモの♂は秋に日本へ渡って来たときは♀と殆ど同じような羽をしています。この非繁殖期の羽をエクリプス羽と言います。この個体は体の模様は未だ♀のようですが、頭と顔は♂の繁殖羽に変わりつつあります。